TOEIC 勉強法 はこれでOK!【700点台、800点台も楽勝!】

「TOEICを受けることにしたけど、どう勉強すればいいのかな?」

「短期間でスコア上げたいけど、情報がありすぎてどう進めればいいのか分からない」

この記事はこういった勉強法に悩む方向けの記事です!

5ヶ月弱で中学レベルからTOEIC835点を叩き出した管理人が自身の経験を踏まえてしっかり解説させていただくので、ぜひ参考にしてください!

この記事の対象は初学者〜中級者のため、勉強の前提としていくつか伝えておきたいことがあります。

勉強法だけ知りたい方は以下の目次から不要な話をスキップしていただければと思います。

※本記事で言及するTOEICは「TOEIC® Listening & Reading Test」のことを指すものとご理解ください。

目次

TOEICを勉強する上での心構え

現代では、ブログやSNSでTOEICの勉強方法について情報発信している方がたくさんいるので、情報には事欠きません。

ぶっちゃけた話、誰の言うとおりに進めてもらってもいいと思うのですが、情報を仕入れすぎてアレもコレもと手を出すのはあまりオススメできません(時間がかかりすぎてしまうので)。

ということで、参考書なりアプリなり、使うものは極力少なくするようにしましょう。

一つもので勉強して「ちょっと足りないかな?」と感じれば不足を補うために必要なものを考える、という感覚でOKです。

当然ながら、目標スコアに到達するまでの時間は短いに越したことはありません。なので、ほとんどの人ができるだけ短時間で結果を出したいかと思います。

しかし、残念ながらTOEICには「短期間でスコアを劇的に上げる魔法の勉強法」は存在しません。

ある程度ならテクニックでスコアを上げることはできますが、それも大したものではなく、基本的にスコアは学力と比例します。

そして、学力を上げるためには泥臭く勉強するしかありません。

どんなにすごい経歴や学力を持っている人が提唱する勉強法でも、「少し効率的に勉強できる程度の効果しかない」ということを知っておいてください。

TOEICで700点台、800点台出せば話せるようになる?

結論から言うと、全く話せるようになりません。

TOEICのみの勉強だと、たとえ満点取れるようになっても話すことができるようにはならないです。なぜなら、TOEIC対策はリスニングとリーディングしかやらないからです。

  • succeed in・・・〜に成功する
  • succeed to・・・〜を継ぐ

英語ではこのように動詞の後ろにつく前置詞次第で全然違った意味になることが珍しくありません。

リスニングとリーディングだとあらかじめ用意されている文章があるので、その前後の文脈から意味を推測できたりしますが、会話だとそうはいきません。

会話では誰かが文章を用意してくれたりしないので、こういう細かい部分も正確に使い分けできる必要がありますが、TOEICの勉強でそれをできるようにするのは不可能に近いです。

おおのり
TOEICで800点台を取った後オンライン英会話を使ってみたけど、想像以上に会話できなくてメンタルがズタボロになりました笑

なので、もし最終的に英語を話せるようになることが目的の場合は、TOEICはあくまで英語の「基礎を固めるだけ」のものと考えてください。

また、英語の基礎固めにTOEICを使うなら、700点台あたりで勉強を切り上げ、英会話学習にシフトすることをオススメします。

なぜなら、普通の会話ではTOEICに出てくるような小難しい文法やかしこまった言い方をする場面がそう多くないからです。

会話ならではの表現もたくさんあるので、TOEICの勉強を突き詰めたところで会話スキルはそんなに上がりません。

TOEIC800点台までの勉強時間と実力は?

TOEICでスコアを100上げるためには、大体200〜300時間必要だというのは有名な話で、それはアメリカのオックスフォード大学出版というところが出している数字のようです。

管理人の場合、英語に関してほぼ全ての記憶を失っていたこともあり、学習の入り口としてお馴染みのbe動詞からTOEICの勉強をスタートしました。

この時点での学力をスコア換算すると、多く見積もっても350点くらいだったと思います。

オックスフォード大学出版が出した数字によると、このラインから800点台を取るまでには1,225時間ほど必要になるみたいですが、実際に費やした時間は654時間です。

この勉強時間を5ヶ月弱という短期間で積み上げたので、その影響もあるかもしれませんが、多くの人はオックスフォード大学出版の数字ほど時間はかからないと思います。

TOEICで800点台を出した直後の実力については、次のとおりです。

管理人がTOEIC800点台を取った時の英語力
  • 海外ドラマは4〜5割程度聞き取れる(効果音などが大きいので声が聞き取りづらい)
  • 海外のドキュメンタリーは5〜6割程度聞き取れる
  • 政治やビジネスなどのニュースは単語を調べながらであれば理解できる
  • 会話については簡単な質問なら詰まりながら回答できる
おおのり
僕みたいにTOEICだけできる場合だと、スキルとしてはかなり微妙です。

TOEICの基礎学習

リスニング、リーディングともに必要になるのは「文法」と「単語の知識」です。

文法と語彙が一定のレベルにないと、リスニングでもリーディングでも分からなくて調べる頻度が高くなりすぎます。

そうなると勉強の効率が落ちると思うので、最初にある程度まとめて勉強しておきましょう。

文法の勉強

文法に関しては、アプリやネットなどで体系的に勉強できるところがそんなにないと思うので、書籍の購入をオススメします。

参考書はTOEIC専用のものが少ないので、高校生向けのものから選ぶと良いです。

ただし、学校で使うような文法を網羅的に詰め込んだ参考書は避けた方がいいです。

網羅性の高い文法書を避けるべき理由
  • ひたすら淡々と文法や例文を記載していて、通読するのが苦痛
  • 現代では使われないようなマニアックな文法までフォローされている

参考までに管理人が使った書籍を紹介します。英語教育界では著名な関正生先生の著書で、必要な項目をしっかり選定してくれています。

900ページ超の大ボリュームですが、読みやすい文章なので、意外とサラッと読めます。

他の分厚い文法書よりは格段に読みやすくて通読が苦痛にならないのがめちゃくちゃ助かります。

単語の勉強

単語についてはTOEIC用の単語帳を1冊やるくらいでいいと思います。オススメは王道中の王道である金フレです。

これで満点を取れるほどの語彙になるわけではありませんが、よく出る単語をコンパクトにまとめてくれているので、800点台くらいまではフォローされていると思います。

これ以外の単語は分からないものが出てきた都度確認すれば十分です。

TOEICのリスニング勉強法は?【700点台、800点台】

リスニングのコツは英語のリズム感と発音に慣れることです。

リズムはシャドーイングやオーバーラッピングで、発音はディクテーションで慣れると良いと思います!それぞれ解説します!

シャドーイングとオーバーラッピング

  • シャドーイング・・・・・文章を見ずにスピーカーから少し遅れて同じ内容を同じ発音で追いかける
  • オーバーラッピング・・・文章を見ながらスピーカーと同時に発声する。

英語は耳で聞いているだけだとなかなかリズム感が身に染み込まないので、自分で発声してみることが重要です。

家庭の事情や外などで発声しにくい場合は、声を出さずに頭の中で発音をイメージしながら口を動かすだけでもいいです。

実際、管理人はほとんどこのやり方でやっていますが、大幅な学力向上を実感しています。

それぞれ気に入った方で取り組むのが一番ですが、慣れていない人にはどちらもめちゃくちゃ負荷が大きいです。なので、まずは「文章を見ながらスピーカーを追いかける」のをオススメします。

管理人はこれをひたすら繰り返しただけですが、それでもTOEICのリスニングスコアは9割オーバー(455点)になりました。

ただ、このやり方でもキツいことには変わりません。最初のころはたった一文をちゃんと発声するのに100回以上繰り返す必要があるかもしれません。

少しづつ慣れていくとはいえ、ハッキリ言って苦行だし、とんでもなく時間がかかります。

しかしその分、効果は絶大です。本番と同程度の速度で初見の英文を一発攻略できるようになれば「速すぎて聞き取れない」ことがなくなります。

ただ、いきなり本番と同等の速度でやると心が折れる可能性高めなので、最初は1倍速もしくはそれ以下のスピードでやることをオススメします。

ディクテーション

ディクテーションというのは、英文を見ないでスピーカーの発声内容を書き取ることです。

聞き取りができないと書き取りもできないので、ディクテーションをやっていると自然とスピーカーの発音に集中するようになります。

英語は単語同士の連結部分で音がくっついたりなど(リンキング)、思わぬ音になることで何を言っているのか分からなくなることがあります。

こういったものもディクテーションを行うことで、緩和されていくので、ぜひ取り組んでみましょう!

こちらもシャドーイング同様に最初はとても大変ですが、効果は非常に大きいです。

一文10単語くらいの初見の英文を一発で書き取れるようになることを目標にやってみてください!シャドーイングも並行してやっていれば、これでリスニング問題は7~8割正答できると思います。

(ならなければ語彙と読解力を鍛えましょう。)

発音練習

発音できないものが聞き取れるわけないから、リスニングは「まず英語の正しい発音を身につけるべき」という話をよく聞きます。

確かに理にかなった話だな、と思えます。しかし実際のところ、管理人は発音練習でリスニングが上達した感覚を得られませんでした。

地獄のシャドーイング訓練後に発音の練習を30時間ほどやってみたのですが、全く聞き取りやすくなった感はなく、問題の正答率にも変化はありませんでした(ちなみに発音はちゃんと良くなりました笑)。

おそらく、シャドーイングやディクテーションをしっかりやっていれば、TOEICのリスニングには対応できるようになると思います。

なので、発音の練習はやりたければやってもいい、という程度かなと思っています。

おおのり
ちなみに、英会話をやるなら発音はガッツリ訓練する必要があります!

TOEICリーディング勉強法は?【700点台、800点台】

TOEICのリーディングは時間制限がとてもシビアで、ほとんどの人が最後まで解ききれないと思います。

管理人も800点台を取った時に最後の15問は間に合いませんでした。

なので、いかに早く読むかが重要になります。TOEICで英文を早く読むためには「理解力」と「慣れ」が必要です。

理解力を高める方法

英文を理解するためには各単語の意味とともに、その言葉が文章中で「どういう役割なのか」を瞬時に把握できるようにすることが不可欠です。

このためには、以下のステップでトレーニングしましょう!

STEP
英文を解体して単語の役割を明確にする

文章中に出てくる英単語全てにSVOC(主語、動詞、目的語、補語)を振っていきます。

STEP
英文を和訳する

分からないところは調べても間違えてもOKです。とにかくやり切ることが重要です。

STEP
間違えた部分を確認する

どうして間違えたのか、SVOCの振り間違いも含めて考えてみましょう。

英文にSVOCを振っていく作業は大学受験用の参考書を利用するとやりやすいです。文法のところでも紹介した関先生の書籍を紹介します。

こちらの参考書は答えにSVOCが振られていて和訳もあるので、どこをどう間違えたのかを確認しやすいです。

この書籍は難易度別にいくつか種類がありますが、使うのは標準レベル1冊のみでOKです。SVOCを振る練習を重ねれば、英文の構造を把握しやすくなります。

構造を把握できるようになれば、英文の意味を理解しやすくなるので、2度3度と同じ文章を読み返さなくても良くなる、というわけです。

次のステップである和訳については、苦手であればこちらも大学受験用の参考書で学ぶと良いです。

ただし、大学受験ではアカデミックな論文など、無駄に難解な文章を読解させようとするので、選ぶのは基礎レベルのものにしましょう。

管理人が使ったのは「基礎英文解釈の技術100」です。

ちょっとアカデミックな内容も例文に含まれていますが、短い英文を例として英文解釈の手法をサクサク学ぶことができるのでオススメです。

長文に慣れる方法

長文に慣れるためにはひたすら問題を解いていくしかないです。そして、解いた問題は前項のステップで文章全てをSVOCに振り分けた上で和訳していきましょう。

長文問題を上から順に読んで、ほとんどの英文を返り読みしなくても意味を把握できるようになれば、SVOCと和訳は切り上げてOKです。

返り読みしなくても良くなる、というのはとても重要です。

TOEICのリーディングは本当に時間がカッツカツです。「ん?これは関係代名詞の省略か?もう一度頭から読もう」的なことをしている余裕は一切ありません。

実際の試験は全ての英文を返り読みせずに一発で読めたとしても時間が足りなくなるほど時間配分がシビアです。

700点以上取りたい場合は「理解するための返り読みはしなくて大丈夫な状態がスタートライン」だと考えてください。

あと、和訳しろといっておいて矛盾するようですが、文章の意味は日本語に変換するよりは頭の中で状況をイメージする方が良いです。その方が早いし、内容が記憶に残ります。

最初は和訳からスタートし、しっかり意味をつかむことに慣れた後、英文をイメージでつかむ訓練にシフトしていけばいいと思います。

TOEICの勉強はスタサプが超絶オススメ!

大学受験でお馴染みのスタディサプリですが、TOEIC対策もやっています。このコースはとても勉強しやすい設計になっているので、めちゃくちゃオススメです。

スタサプTOEICのオススメポイント

・単語や熟語が目標の点数ごとに分けられている。間違えたものや自分でチェックしたものだけ復習可

・文法は中学レベルからフォローされていて、全て講義つき

・TOEICの各パートごとに分かりやすい講義と練習問題が用意されている。

・本番を想定した問題が20回分も収録されていて、ボリューム満点(解説もついています)。

月額3,278円(半年・年払いで安くなる)ですが、そのお値段以上の価値は間違いなくあります!無料で一週間お試しできるので、ぜひ使ってみてください!

忖度なしでスタサプは絶賛できるコンテンツですが、正直なところ初心者がスタサプ一本で行くのはちょっと厳しいです。

特に文法や長文読解などは他の教材で補強する必要があると思うので、スタサプを軸に足りないところを紹介した参考書を使って勉強してもらうのがいいと思います!

TOEICの勉強法まとめ

今回はTOEICの勉強法について解説させていただきました!

これまで紹介した勉強法は全て管理人が実際にやってきたものです。

その結果、時間対効果的にかなりいい結果を出せているので、勉強法として決して悪くないかなと思っています。参考にしていただけると嬉しいです!

最後に今回の記事の要点を整理しましょう。

  • TOEICに「短期間で結果を出す魔法の勉強法」は存在しない
  • TOEICでハイスコアを出しても英語を話せるようにはならない
  • 勉強の初期は単語と文法の勉強を重点的に
  • リスニングの勉強は文章を見ながらのシャドーイングがオススメ
  • リーディングは理解力をつけ、ひたすら問題を解くべし!
  • TOEICの勉強なら無料体験で試せるスタサプがオススメ

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この記事を書いた人

【経歴】元公務員でフリーランスのweb製作者 / 退職後3ヶ月弱でフリーランス活動開始→4日後に初案件の依頼→webマーケティング会社から長期案件受託 / 現在は動画制作にチャレンジ中
【英語】中学レベルまで低下した状態から勉強を再開し、5ヶ月弱でToeic835点を取得 / 現在は英会話を勉強中

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