web制作はフリーランスや副業で稼げる?未経験でもOK?

「web制作のスキルを身につければ未経験でもフリーランスになれるのかな?」

「働きながらweb制作のスキルで副業したいけど、できるのかな?」

学習に取り組む前、取り組んでからも「本当に仕事を受けられるのかな・・・」とついつい不安になってしまうものです。

本記事ではそのあたりの実情や案件の取り方などについて解説します!以下の目次から気になるところだけでも見てもらえると嬉しいです!

目次

未経験のフリーランス・副業者がweb制作の仕事を受けるためのスキル水準

残念ながら、一生懸命勉強しても実務に臨んでみると納品で事故になってしまうことが少なくないようです。

実際、管理人もあるweb制作会社から「フリーランスに仕事を依頼したんだけど、バックれられた。明日締め切りなんだけど、対応できたりしない?」という連絡をもらったことがあります。

実務では「これができないとダメ」という明確な基準はありませんが、個人的には以下の項目が身についていない状態だとちょっと不安が残ると思います。

実務に必須のスキル
  • デザインカンプからのコーディング
  • パーフェクトピクセルでのコーディング
  • SEOを意識した形でHTMLを記述
  • CSSでのレスポンシブ化
  • スムーススクロール、モーダル、スライダーなど基本的な動的要素の実装
  • ファイルのアップロードやセキュリティ設定など、サーバー管理の基本操作

また、「これができないと仕事にならない」というほどではないのですが、できるようにしておいた方がいい項目もあげておきましょう!

できれば身につけておきたいスキル
  • CSS設計に基づいたコーディング
  • Git、GitHubを使ったリポジトリの管理・シェア

未経験でもフリーランス・副業でweb制作の仕事は受けられる?

結論から言うと、受けられます。ただし未経験だと初案件の受託、いわゆる0→1の達成に苦労する人が多いと思います。

未経験だと0→1の達成に苦労する理由
  • 未経験だと案件を完了させてくれるかどうかが分からないので、クライアント的に仕事を頼みづらい。
  • 技術レベルが高くはなさそうなので、納品物のクオリティに不安が残る。
  • 同じような状況の人がたくさんいるので、案件の競争率が非常に高い。

0→1の達成が難しいというのはよく聞く話ですが、では達成までの期間と案件はどんなものでしょうか?

管理人自身の経験と複数の人から聞いた話を踏まえて説明していきます!

0→1の達成までの期間と案件内容

0→1の達成までの期間は人によってかなりバラつきがあります。

実際に話した人の中でも活動を開始してから3日で初案件を取ったという人から、半年以上も初案件を取れていないという人まで様々です。

また、最初の案件は条件的にかなり厳しいものになる可能性があります。

厳しい案件の一例
  • 単価が安く、終わった後に計算したら時給数十円だった。
  • 自力でできなかった部分を他の人に対応してもらい、結果終始がマイナスになった。
  • 締め切りが厳しく連日徹夜して案件対応することになった。

もちろん、すべての人がこのような形になるわけではありませんが、現役のコーダーやディレクターに聞くと0→1のタイミングが一番辛かったと言う人が多かったりします。

なので、一応「これくらいの状況になるかも・・・」という覚悟を持っておいた方がいいと思います。

こんなことを言うと、尻込みしてしまうかもしれませんが、とりあえず案件に取り組んでみないと何も始まらないので、「どうにかなる」の精神で積極的に案件獲得へ挑んでいきましょう!

うぇぶ子
なんだか営業するの怖くなってきちゃった。
おおのり
楽観視しすぎると良くないから厳しい話をしたけど、僕みたいに緩めの案件で0→1を達成した人もいるから、心配しすぎないでね!

副業の場合

副業というと、空いてる時間にサクッと作業してお小遣いゲット!みたいなイメージもあるかもしれませんが、web制作だとそういう感覚で案件をこなすのはほぼ無理です。

また、未経験であれば、web制作はフリーランスよりも副業の方が0→1達成のハードルが高いと考えてください。

副業のハードルが高い理由
  • 副業でもフリーランスでも対応する案件に違いはない(副業用の案件はありません)。
  • 作業に専念できるフリーランスでも締め切りが厳しい案件が多い。

要するにフリーランスと同じくらい作業時間を取れなければ対応が難しいということです。

実際に副業で0→1達成した方の話を聞いたのですが、最初は「平日は4〜5時間、土日は12時間ほど作業していた」とのことでした。

必ずそうなるというわけではありませんが、会社員だと少なくとも最初の方はかなり睡眠不足な生活になってしまう可能性が高めだと思うので、そのあたりは留意しておいてください。

あと、案件を取りに行く際は聞かれない限り副業であることを明かさない方がいいです。

なぜなら、本業を抱えている人だと少なからず「この人は期間内に作業を終えられるのか?」という疑念を抱かれるからです。

聞かれた時に嘘をつくのはさすがに良くないので、そういう場合には「本業はありますが、平日は⚪︎時間、休日は⚪︎時間作業できるので納品は問題ありません」などと伝えて相手が安心できるようにしましょう!

あと、学生の場合も学生であるという情報を自ら開示しない方がいいです。

なぜなら、同じ未経験者だったら社会経験がない人よりも、ある人に仕事をお願いしたいと思うのが一般的だからです。

どうすればフリーランス・副業でweb制作の仕事を受けられる?

0→1達成の手段について主要なものを紹介していきます。

なるべく早く案件を受けたいということであれば、複数手段を並行する形で進めましょう!

クラウドソーシング

0→1達成を目指す人の大半がここを入り口に活動を開始しています。しかし、案件は金額が低めかつ納期が厳しめのものが多いので注意してください。

また、クラウドソーシングには自分で出品して案件を待つ方法と募集案件に申し込む方法がありますが、0→1を達成するなら後者でないと厳しいです。

主要サービスはスキルを出品しても、サービス内ランクが高い人や実績がある人を優先表示する仕組みになっています。

つまり、駆け出しの人の出品内容はあまり見てもらえないので、積極的に案件に応募していく必要があります。

クラウドソーシングはココナラ、ランサーズ、クラウドワークスの3つが大手ですが、それぞれ特徴が少し違うので、それも含めて紹介していきたいと思います。

ココナラ

スキルの出品・案件応募どちらも可能です。ココナラでは実績がなくてもボチボチ自分の出品を見てもらえるので、待ちのスタンスには一番向いているサービスと言えます(最初は待ち一辺倒だと厳しい)。

応募できる案件は多く、他のサービスよりも若干競争率が低めなので、管理人イチオシのサービスです。

以下の画像リンクから登録すると1,000円分のポイントがもらえるので、見てみてください!

ランサーズ

スキルの出品・案件応募どちらも可能です。おそらく極端な低価格競争を防ぐためだと思いますが、出品の最低価格が他のサービスと比べてやや高めに設定されています。

なので、受注さえできればある程度の報酬を得られますが、競争率が高いため出品スキルはほぼアクセスなしの状態が続く可能性高めです。

応募できる案件は豊富にあるので、ランサーズでは出品より案件応募で利用するのがオススメです。

クラウドワークス

案件応募に特化したサービスです。競争率は高いですが、なぜか短期間で案件をゲットできる人が多い印象です。

先輩コーダーが登録から3日、管理人も4日で案件の相談が来たので、もしかしたら真剣に取り組んでいる人は少なめなのかもしれません。

案件数は豊富なので、対応できそうな案件には積極的に提案してみましょう!

あわせて読みたい
うぇぶ子
どのサービスを使えばいいのかな?
おおのり
案件の競争率は数十倍になることが多くて受注が難しいので、できれば全部活用した方がいいよ!

web制作会社への営業

経験がないとちょっと連絡する勇気が湧きにくいかもしれませんが、あまり気にする必要はありません。

クラウドソーシングだとwebサイトを作って数千円くらいの案件も珍しくありませんが、web制作会社だともう相場が上なので、金額重視の方にはむしろオススメです。

とはいえ、web制作会社には毎日営業のメールがたくさん来るため一つ一つに返信していられません。なので、メールを送っても無視されるのが普通だと考えてください。

仮に無視されてしまっても、しばらくしてから連絡すると仕事をもらえることもあります。

web制作会社には人手が必要な時期とそうでない時期とがあるので、一度ダメだったからといってそれ以降連絡しないのはもったいないです。

ちなみに、人手が必要な時期というのは季節性のものではなく、会社の状況次第なので、タイミングをバッチリ捉えることはできません。

営業の際には、高い競争率を勝ち抜けるようなメール文を考えることも重要です。自分と契約することでweb制作会社側にどういうメリットがあるのかを伝えられると良いと思います。

うぇぶ子
メリットなんて思いつかないよ
おおのり
難しく考えなくていいよ!「細かい修正でも喜んで対応させていただきます」みたいな気が利いた一言を入れるだけでもいいんだ。

人脈経由での受注

友人・知人経由の依頼が条件的には一番良くなる可能性が高いです。管理人の周りでも何人かこの手で0→1を達成した人がいます。

「う〜ん、そんな知り合いなんかいないなぁ」と思うかもしれませんが、web制作の勉強を開始してから知り合った人からも仕事をもらえたりします。

なので、web制作関係のコミュニティやSNSなどは積極的に活用していくといいと思います。

企業サイト経由での受注

クラウドソーシング以外にも企業が提供するサービスで案件に繋げることができます。

こちらはクラウドソーシングほど競争が激しくないので、穴場と言えるかもしれません。

マッチングサイト

コーダー、エンジニア向けの案件をマッチングするサービスがあります。

SNSで積極的に声かけしているエージェントもいるので、声がかかったら相談してみるのも手の一つです。

求人サイト

意外かもしれませんが、求人サイトでも業務委託の案件を扱っています。

時給制の案件もあったりするので、受託できれば安定した収入になります。数はそう多くないですが、一見の価値はあります。

フリーランス・副業初心者を狙った詐欺に注意!

一時期X(旧Twitter)でディレクターを装った発注詐欺が話題になりました。

めちゃくちゃな内容で契約

当日や翌日など極端な短納期、かつ損害を与えた場合には一定額の賠償責任を負う旨の文言も入った形で契約を求めてくる。

期限超過や納品物のクオリティにケチをつけて責め立ててくる

「損害が出てクライアントが激怒している」と追い込んでくる。

裁判をチラつかせて金銭を要求

「損害の賠償として契約書に記載の⚪︎⚪︎万円を払わないと裁判を起こす」と脅してくる。

駆け出しだとちょっと無理めな案件でもチャレンジする人や契約書を読まない人がいるので、そういう人たちを狙った詐欺です。

普通に考えれば、当日や翌日なんていくらなんでも納期が短すぎます。

また、損害賠償の責任は普通はディレクラーとクライアント間に発生するものだし、それをコーダーに転嫁するにしても一定額なんていうのはおかしいです(普通は実損害額ベースのはず)。

しかし、「損害」、「裁判」などのワードを出されると普通は焦ります。そうやって正常な判断能力を奪い、お金を払わせようという非常に悪質な手法です。

契約書を読むのは面倒かもしれませんが、おかしな内容でも合意してしまえば一定の義務が生じてしまいます。

自分を守るためにも、契約書の内容はしっかり確認し、内容が妙な時には文言について発注者と相談しましょう。特にお金と期限に関する内容は要注意です。

うぇぶ子
責め立てれたら思わずお金を払っちゃいそうだよ・・・
おおのり
まともな社会人ならそんなに追い込みかけてくるようなことはしないから、その時点で怪しいよね。とりあえず一呼吸おいて、お金を払う前に誰かに相談してみよう!

web制作はフリーランスや副業で稼げる?のまとめ

今回は未経験でもweb制作で稼げるかどうかについて解説させていただきました!少しでも参考になる部分があれば嬉しいです!

最後に今回の記事のまとめです!

  • 技術レベルが一定の水準にないと、事故る可能性あり
  • 未経験でもフリーランスや副業で稼げるけど、競争率は高い
  • クラウドソーシングは待ちの姿勢ではなく、自分から案件に申し込むべし!
  • 実績がなくともweb制作会社に営業してOK!メールが無視されても再チャレンジすべし!
  • コミュニティやSNSなどのネットワークが案件に繋がることもある
  • マッチングサービスや求人サイトでも案件は受注できる
  • 初心者狙いの詐欺に注意!お金を払う前に誰かに相談しよう!

当ブログへのご支援について

当ブログが少しでもお役に立ちましたら、以下のサービスにてご支援くださると大変喜びますm(_ _”m)ペコリ

こちらは有料のテキスト送信+投げ銭サービスとなりますので、

うぇぶ子
ケッ!知るかよそんなもん

と思われる方はクリックなさらぬようお願いいたしますm(_ _”m)ペコリ

OFUSEで応援を送る
この記事をシェアしてね!

この記事を書いた人

【経歴】元公務員でフリーランスのweb製作者 / 退職後3ヶ月弱でフリーランス活動開始→4日後に初案件の依頼→webマーケティング会社から長期案件受託 / 現在は動画制作にチャレンジ中
【英語】中学レベルまで低下した状態から勉強を再開し、5ヶ月弱でToeic835点を取得 / 現在は英会話を勉強中

目次